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2016’09.25・Sun

堺旧市街へ


大好きな尊敬する先輩、Gさんが今年定年退職となられた。
彼は私の前の前の職場の同僚だ。
私が17年間も勤め、F1やA・O・Y女史たちと出会った、大切な場所。
府への出港を終えたら帰れると思っていた場所。ダメだったけど。

Gさんは退職後、他の公務員と違って嘱託や再任用などの道を選ばなかった。
彼は似顔絵師になると言って勉強を始めていたのだ。
それは潔くも羨ましい。欲がなく、人を喜ばせたい気持ちでいっぱいのGさんらしい。
彼はかつて職場の地面が陥没して危険だった時も、地底人の演出をしてみんなを笑わせた人である。

そんな彼は今日堺の旧市街のある市場のイベントで初仕事をするという。
ちょっと洒落っ気を出してチンチン電車(路面電車)で出かけた。これで堺まで出かけるのはすごく久しぶりである。
昔はこのチンチン電車はもっと広範囲に走っていたのだけど、子供のころ私が一番よく利用していた路線はもうない。
だけども阪堺線と呼ばれるこの電車は今でもたくさんの人を乗せて、大和川を越えて大阪と堺をつないでいる。

路線は表情豊かだ。昭和の香り漂う軒下スレスレの線路を走るかと思えば、突然路面電車に変わって車に追い越されている。ツイッターに映像を上げているのでよければ見てください。
そして辿り着いた山内商店街。
ここも普段はシャッター街なのだそうだが、今日は少し賑わいを見せていた。
その中ほどにGさんが出店を出している。
穏やかで愉快な顔でギターを弾いいて客寄せをしている。彼は子供が大好きなのだ。
「こんにちは!」
「やあいらっしゃい」

そうして私は彼の初のお金を出して書いてもらうお客の第一号になった。大変光栄だ。
今の職場の妖怪たちの愚痴を聞いてもらいながら、15分。
見事に私の特徴をつかんだ似顔絵ができていた。
彼の知り合いの女の子も隣で店を出していたので、もう一枚描いてもらう。
こっちもユニークな出来栄えだ。
やっぱりGさんはすごい!
話しているだけで勇気をもらえる。

小一時間ほど様子を見て私は去った。
堺は昔「黄金の日々」という大河ドラマの舞台になった街だ。千利休や商人たちで賑わっていた。
かつての鉄砲産業は今では刃物や自転車に変わり脈々と息づいている。
また与謝野晶子の生誕の地でもある。
お昼だったので私は老舗の蕎麦屋に一人で入り、一斤湯がいてもらって食べた。蕎麦湯も頂いた。
ついでに与謝野晶子千利休の資料館が新しくできていたので見学。
チンチン電車の走る道は旧跡でいっぱいだ。
堺は貿易の街だったから、砂糖も手に入りやすかったのか和菓子も有名な店が多い。
そこで芥子餅という、江戸時代からあるお饅頭を実家と夫に二軒分買い込み、再びチンチン電車に乗り込んだ。

結構蒸し暑かったけど歩いた。旧交も温めた。元気を少しもらった。和菓子も食べた。久しぶりにチンチン電車に乗って景色を堪能した。
振り返ってみれば良い1日でした。
来週も上手に頑張ろう。


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Categorie今日のぷんさん

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